やさしく解説!よくわかる甲状腺の病気
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眼球が飛び出て見える

こちらでは、眼球が飛び出て見える場合に考えられる病気を紹介し、眼球突出が起こる代表的な病気であるバセドウ病の、その他の症状についても解説します。

眼球が飛び出てしまう病気

眼球が飛び出て見える原因としては多くの病気が考えられます。

眼球は周囲を7つの骨で保護されていて、骨で取り囲まれたところを眼窩(がんか)といいますが、眼窩のなかに何かできものができると、周囲の硬い骨の方には広がることができずに眼球を前方へ押しすために眼球が突出した状態になります。

眼球突出が起きてしまう代表的な病気は、甲状腺眼症(バセドウ病)です。

また、眼球を動かす外眼筋炎症の時に両眼球突出することもあり、先天性の骨異常の両眼球突出もあります。

片眼眼球突出には眼窩蜂巣炎(がんかほうそうえん)や眼窩腫瘍(がんかしゅよう)があり、外傷による眼球突出もあります。

バセドウ病の症状は眼球突出だけなの?

バセドウ病は甲状腺腫、眼球突出、動悸などの甲状腺ホルモン過剰によって起こる症状の3つが代表的とされていますが、全ての患者にこれら3つの症状が出るわけではありません。

眼の出る病気として有名なバセドウ病ですが、実際には眼球突出は多い症状ではなく、発病前と比べはっきりと眼が出てくる人は、実はあまり多くないようです。そのかわり、眼球突出ではなく、上まぶたがはれたり(眼瞼腫張)、まぶたが上方に引っ張られて目が大きくなったように見える(眼瞼後退)といったケースもあります。

甲状腺腫には甲状腺全体がはれる「びまん性甲状腺腫」と、しこりが部分的にできる「結節性甲状腺腫」があり、バセドウ病は「びまん性甲状腺腫」です。はれの程度は様々ですが、一般的に若者の方が大きくなりやすく、首前面が全体的にふくらんで首が太くなったように見えます。年をとってからの発病の場合、甲状腺腫が小さいということが多いです。

甲状腺ホルモン過剰状態のバセドウ病の患者は、体の新陳代謝が異常に活発になるため皮膚のツヤもよく元気そうに見えますが、新陳代謝が活発ということはエネルギーの浪費を意味します。じっとしていても走っている時と同じくらいエネルギー消費するので、疲れやすくなり、いつもゴロゴロしているという人も多いです。

手足や体のふるえも多く、指先がふるえて文字が書きづらくなったり、お茶をこぼすこともあります。また、いつも運動をしているのと同じような状態なので、暑がりになって汗をたくさんかきます。エネルギー消費が激しいために、いくら食べても太らなかったり、痩せてきたりします。とくに男性や高齢者に目立って多く、1~2ヶ月で10kg痩せることもあります。

これ以外にも、下痢をしがちになったり、皮膚がかゆくなったり、筋肉が衰えたり、様々な症状があります。寝起きが悪く午前中は調子が悪いという人もいますし、精神的に不安定になり、イライラしたり集中力がない、落ち着きがないといった症状が現れることもあります。

甲状腺の病気を疑ったら、早めに病院へ

これらの症状に思い当たるフシがあり、「ひょっとしたら甲状腺の病気かも…」とお思いなら、なるべく早めに病院で診察してもらいましょう。

日本には、甲状腺の病気の罹患者が500~700万人もいると言われており、20人に1人ほどの割合で甲状腺に何らかの異常を持っていることになります。つまり、決して珍しい病気ではなく、誰しもかかる可能性がある身近な病気なのです。

甲状腺の病気には「免疫力」と「代謝」で立ち向かう!

甲状腺の病気の予防・対策には、日常のセルフケアが重要です。まず心がけたいのは以下の3ポイントです。

ストレスについては、日頃からためない・発散させることが大事ですが、「免疫力」と「代謝」を自然に高めるのは中々難しいものです。

そこで注目したいのが『酵素』のパワーです。免疫力&代謝アップに役立つ働きと、おすすめの酵素の選び方を紹介しているので、参考にしてみてください。

【特集】甲状腺を守るためにキーワードは『酵素』

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