やさしく解説!よくわかる甲状腺の病気
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内服薬

こちらでは、甲状腺の内服薬による治療を紹介し、甲状腺ホルモン薬、抗甲状腺薬など、使用される薬の働きや副作用などを解説します。このページでは薬の効果などを説明していますが、基本的には、医師の診察と処方を基に摂取するようにしてください。

甲状腺の病気の内服薬治療

甲状腺の病気に使われる薬は甲状腺ホルモン剤、抗甲状腺剤、β遮断剤、ヨード剤(ヨウ化カリウム丸)があります。

チラージンなどの甲状腺ホルモン剤

甲状腺ホルモン製剤にはチラーヂンS®【合成T4製剤(levothyroxine)】、チロナミン®【合成T3製剤(liothyronine)】があります。

抗甲状腺剤

バセドウ病の治療を抗甲状腺剤で始めることが日本では一般的です。抗甲状腺剤には、チアマゾール(メルカゾール®)とプロピルチオウラシル(チウラジール®、プロパジール®)の2種類があります。

毎日定期的に内服を始めると、早くて1か月、遅くても3~4か月後に血液中甲状腺ホルモン値が正常になり症状もなくなってきます。

長期にわたって続ける必要がありますが、きちんと内服して甲状腺ホルモンを正常値に保てば、普通の生活ができます。運動、妊娠、出産なども問題ありません。

抗甲状腺剤の副作用

副作用は内服し始めの数か月に多く出ますが、まれに長期経過後でも出現します。

他の副作用としては肝機能障害、無顆粒球症など色々ありますので、何か症状が出たらすぐに医師に相談する必要があります。

β遮断剤

甲状腺ホルモンを減らす薬ではなく、甲状腺ホルモンが非常に多い場合に起きる動悸、手のふるえなどの症状を和らげる薬です。喘息や重症の心不全がある方は、悪化する恐れがあるので使えません。

ヨード剤(ヨウ化カリウム丸)

ヨードを大量に服用すると、甲状腺ホルモンの産生がおさえられ、血液中の甲状腺ホルモンの量が減ることになります。バセドウ病の手術前など、急速に甲状腺ホルモンを下げなければならない時に使われます。

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