やさしく解説!よくわかる甲状腺の病気
よくわかる甲状腺の病気 » ヨード(ヨウ素)が甲状腺に与える影響とは? » ヨードを含む食品について

ヨードを含む食品について

甲状腺の病気ではヨード制限が必要な場合があります。こちらでは、甲状腺の病気の原因とも考えられ、また治療の際にも影響があるヨードについて解説し、摂ってはいけないもの、避けたほうがよいものについても紹介します。

甲状腺の病気にはヨード制限が必要

ヨードは甲状腺ホルモンの産生を促したり、成長ホルモンの分泌や成長を助ける働きをする不可欠な栄養素です。しかし、ヨードの過剰摂取はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)や甲状腺機能低下症の発症の要因となります。

甲状腺ホルモンが過剰に産生されるバセドウ病の人がヨードを摂取しすぎると、内服薬の効果が現れなかったり、再発を招いたりします。甲状腺ホルモンを産生するには1日0.05~0.15mg程度の微量のヨードで良いので、過剰なヨードの摂取は甲状腺機能を弱めることにもつながります。

また、ヨードが不足するとヨード欠乏症になり、知能障害や発育不全などの原因となります。日本人は魚介類や海藻などからヨードを摂っているので摂取量は世界一で、ヨード欠乏症を発症することはほとんどないのですが、海外ではヨード欠乏症に苦しむ人も多く、食塩にヨードを添加して摂り入れたりしています。

ヨードに気をつけて食事をする必要がある

甲状腺ホルモンの産生を抑制するにはヨードの摂取を制限することがあります。ヨード制限が必要かどうかは医師と相談してください。ヨードを抑制する食事には、サンドイッチ、オムライス、カレーライス、グラタン、炒飯、鶏のからあげ、八宝菜、麻婆豆腐などがあります。

ヨードは日ごろ食べている食材に少なからず含まれていますが、豊富に含んでいる食材は海藻で、中でもコンブが一番多く、2番目はヒジキです。ワカメや海苔に含まれているヨードは、この2つに比べるとわずかな量です。

コンブやその加工品、ひじき・ワカメ・海苔など海藻類、コンブだし調味料(醤油やみそ)、ヨード卵、魚介類、スポーツドリンク・昆布茶などの飲料水、冷凍食品・惣菜・カップラーメンなどの加工品、イソジンガーグルなどうがい薬

肉類(レバー以外)、豆類、大豆及び加工品(大豆には抗甲状腺作用あり)、米やもちなどの穀類と加工品、野菜・果物類、コーヒー・昆布茶を除くお茶類・ジュース

コンテンツ一覧