やさしく解説!よくわかる甲状腺の病気

女性に多い甲状腺の病気について調査しました 予防・改善法も教えます

甲状腺の病気には
どんな種類があるの?
甲状腺の病気
バセドウ病や橋本病など、甲状腺の代表的な病気について解説しています。
検査や一般的な治療は
どんなことをするの?
甲状腺の病気の治療
医療機関で行われる甲状腺の検査や治療方法を詳しく解説しています。
甲状腺の病気のカギを握る
活性酸素を除去する方法とは?
活性酸素を除去するには
甲状腺の病気の原因の1つ「活性酸素」除去に有効な方法を紹介しています。

甲状腺の病気は痛みなどの目立った症状がなくても要注意!

甲状腺の病気の1つであるバセドウ病は2009年にシンガーソングライターの絢香さんが公表して活動を休止したことで、広く知られるようになった病気です。
バセドウ病というのは、女性に多く発症する「甲状腺機能亢進症」という病気のことです。

甲状腺の病気は痛みなどの症状がないので、知らないうちに病気になっている可能性もあります。
たとえば、「バセドウ病=眼球が出てくる」と考えている人も多いのですが、眼球突出する例はあまり無いのです。
なんとなく疲れやすい、肌あれが気になる、汗っかきになったなど、更年期障害だと思っている症状も実は甲状腺の病気かもしれません。

このサイトではそんな甲状腺の病気について、わかりやすく解説していきます。

甲状腺の病気チェックリスト

甲状腺の病気にかかると以下の様な症状が現れます。チェックリストの症状にいくつも当てはまるようでしたら、甲状腺の病気を疑ってください。

  • のど仏あたりが腫れている
  • 食欲はないけれど太ってきた
  • 目が突き出してきた
  • 目が覚めると、手足がむくんでいる
  • 動いていないのに心臓がドキドキする
  • 便秘がちになった
  • 手の指が震えることがある
  • 昼間に眠くなることが増えた
  • 暑がりで、喉が乾きやすく、汗をよくかく
  • 脈がゆっくりで弱い
  • 食べているのに体重が減った
  • 生理が不順になっている
  • イライラしやすい
  • 首にしこりができた
  • 体がすぐに冷えてしまう
  • 乾燥肌が気になりだした
  • 体が重く、だるいことが多い

そもそも、甲状腺ってどんな働きをしているの?

甲状腺はのどぼとけのすぐ下にあるラグビーボールのような形の縦4cm、重さが18g前後の器官です。

甲状腺の病気の検査人の体ではさまざまなホルモンが作られ、ホルモンを作る臓器を内分泌器官といいますが、甲状腺は食物に含まれているヨウ素(ヨード)を材料にして甲状腺ホルモンを合成する内分泌器官です。

食物から摂取されたたんぱく質、脂肪、炭水化物は体の組織を作ったり、エネルギーになったりしますが、甲状腺ホルモンはこのような新陳代謝の過程を促進する作用があります。

人間の身体は血液中の甲状腺ホルモンを常に一定の値に維持していますが、これをコントロールしているのは脳の下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)で、甲状腺を刺激してホルモンの分泌を促す働きをします。

血液中の甲状腺ホルモンが増えすぎると、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌量が抑えられて甲状腺ホルモンの分泌が減少し、逆に血液中の甲状腺ホルモン濃度が低くなると、甲状腺刺激ホルモンの分泌量が増えて甲状腺ホルモンの分泌を促進します。

甲状腺の病気にはどんなものがあるの?

甲状腺の病気は大きく分けると、甲状腺ホルモン分泌の異常の病気と、腫瘍(良性・悪性)に分けられます。他に、甲状腺の細菌感染でおこる病気などもあります。

ここでは簡単に代表的な病気とその原因・症状をご紹介します。後ろのページでも詳しく解説していますので、気になった方はそちらもチェックしてみてください。

 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

  • 原因:バセドウ病の原因は、甲状腺を刺激する抗体が原因と考えられていますが、本当の原因は、まだ分かっていません。
  • 症状:甲状腺の腫大、頻脈、眼球突出の3つの症状がそろえば間違いなくバセドウ病なのですが、必ずしもすべての症状が出るというわけではありません。他に、動悸・息切れ・多汗・体重減少・疲労なども見られます。 確定診断するには検査が必要となります。

 甲状腺機能低下症/橋本病

  • 原因:慢性甲状腺炎による甲状腺機能低下症、先天的なもの、正常な位置に甲状腺がないために起こるもの、一過性のもの、海草などヨードの取りすぎによる甲状腺機能低下症、甲状腺の病気の治療による永続性のものなどがあります。
  • 症状:甲状腺機能の低下により全身の代謝が低下。精神機能の低下で眠気、記憶障害、抑うつ、無気力になり、毛がぬけたり、皮膚は乾燥してカサカサになり、むくみを生じます。声帯がむくんで声がかすれることもあります。また、消化管運動低下による便秘や、心臓機能の低下で脈が遅くなったりします。体重増加、悪寒、疲労感もよくみられます。

 亜急性甲状腺炎

  • 原因:ウイルスが原因であると言われていますが、そのウイルスが見つかっていないため、まだ原因不明です。
  • 症状:動悸、息切れなどの症状と甲状腺の痛みや発熱など。甲状腺は炎症して硬いしこりのように腫れます。1~2か月で良くなりますが、甲状腺機能が回復するまで、一時的に甲状腺ホルモン量が低くなります。

 良性腫瘍

  • 原因:多くは原因不明ですが遺伝性のものもあります。
  • 症状:甲状腺に1~数個の結節ができる病気ですが、良性と診断され、甲状腺機能(甲状腺ホルモンの分泌)が正常なら、すぐに身体に害を及ぼすことはありません。

 甲状腺がん

  • 原因:甲状腺がんの一番の原因は遺伝ですが、放射能を多量に浴びることでも発症します。
  • 症状:自覚症状として「しこり」が挙げられますが、自分で触って発見できるくらいのしこりはもう大きく育ってしまっています。そうなる前の自覚症としては、ホルモン分泌異常による極度の冷えやだるさ、やる気の減少などがあります。
 

甲状腺の病気の検査や医療機関の治療方法については、こちらで詳しく解説しています。
こちらも、合わせてチェックしてみてください。

 

甲状腺の病気を予防・改善するためにできること

甲状腺の病気にかかったら、医療機関で検査や治療を受けるのは当然ですが、予防をしたり、治療と平行しながら、改善のために自分でできることもあります。

  • ストレスをためない

甲状腺機能低下症は、自己免疫異常によって起きる病気で、ストレスも原因の1つです。
また、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)自己免疫疾患のひとつで、いまだに原因がよくわかっていませんが、ストレスも原因の1つと言われています。

ストレスは、病気の引き金ともなる活性酸素を過剰に発生させます。
つまり、活性酸素を除去するための抗酸化力のある食品などを摂取することが有効です。

  • 免疫力を高める

甲状腺の代表的な病気、バセドウ病や橋本病は自己免疫疾患ですが、ストレスなどによる免疫の低下が引き金となって発病する事が多いため、免疫力を高めることが病気の予防や改善につながります。

また、免疫力の低下は活性酸素の増加によって招かれることも多く、活性酸素を除去する抗酸化成分を摂取することが有効です。食品だけではなくサプリ等の利用をおすすめします。

  • 制限が必要な食品に注意

甲状腺の病気ではヨード制限が必要な場合がありますので、食べ物については医師と相談する必要があります。

 

甲状腺の病気のカギを握る活性酸素
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